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Interview | 026限目 「棚橋俊介」学

成功するまでやり続ける 情熱あふれる金融マンに学んでみた

更新日:2016年11月24日

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Lecture

棚橋俊介 Shunsuke Tanahashi

アーク東短オルタナティブ株式会社 代表取締役社長
〜限られた人生、人の役に立つことをやろう〜

プライベートエクイティ(以下PE)を中心とするビジネスに無限の可能性を信じ、投資家、運用会社、その他PEに関わる全ての方たちが感じる課題を解決するために邁進し続けるアーク東短オルタナティブ株式会社。

その会社の代表取締役であり、かつ過去Loqui主催の「金融塾」でもたいへんお世話になった棚橋俊介さんです。

 

社長という新たなスタート

―これまでにどのような活動をしてきましたか?

東京大学経済学部を卒業後、三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)で資産運用業務に携わっておりました。

具体的には、ポートフォリオマネージャーとして年金ポートフォリオ構築のお仕事をしていました。その中で、2003年~2005年には年金総合研究センター(現年金シニアプラン総合研究機構)に出向して業界関係者とのネットワークも構築するなど、国内外の年金関係者と議論を深めながら12年間三菱信託銀行に勤務していました。

そして、資産運用業界への貢献をより高めるべく、情熱を求めて、ゴールドマン・サックス・マネジメントに入社することに決めました。

―その後はどうしましたか?

ゴールドマン・サックス・マネジメントでは、今の仕事の基となるプライベートエクイティ(PE)と出会うことが出来ました。

ただ、もっと裁量権をもって、もっとPEに従事しようとするも、それは外資系というのもあり叶わなかったために、自分のやりたいことを求めて日本のPEファンドであるアント・キャピタル・パートナーズに転職することに。

IR担当として、特に年金基金・信託・生損保へのソリューション提案を行なうとともに当室を統括して充実していましたが、そこの社長の勧めもあり、アーク東短オルタナティブ株式会社の前身である、アーク・オルタナティブ・アドバイザーズを設立することとなり今に至ります。

成功するまでやり続ける

―これまでの活動の中で考えてきたこだわりや信念はありますか?

まずは、ビジネスは成功するまでやり続けたら成功するということです。なにがなんでもやりきる。

それは、やり始めた以上はやりきるということなんです。当たり前なんだけれども、これが成功の秘訣なんです。

あとはウソをつかないということ。どうしてもつくときはきちんとプロセスを踏む。

それを最も反映しなければならないのは“約束”です。約束をちゃんと守り、約束を守れないときはきちんと謝ること、これが基本なのです。

約束を守るということは、簡単そうに見えるんですが、約束したことを実際すべて守っていくことはすごくたいへんなのです。

けれども、すべて守ることで出来る信頼というものは何にも代えられない絶対的なものとなります。別に僕も、いままで約束してきたことの100%を守ってきたとは言いませんが、守ってきている確率は高いと自負しています。

だから僕のこだわり・信念は「成功するまでやり続けること」と「ウソをつかない」ということです。

人生は有限

―今後どのような姿勢で活動していきますか?

まず会社にはこだわらない。会社をやっている身としてはおかしな話だけどもこれです。

『こだわりと信念』ともつながりますが、人生は有限なんです。

経営資源はモノカネヒトというが、一番大事なものは時間だと僕は思うんです。時間なんですよ。

僕は時間に制約されていることを、朝起きてから寝るまで、いつも強く意識しています。この有限の時間の中で、いかに社会の中でどうやって役に立つか考えている。

この会社をやっているのも、自分が、そして自分のまわりが幸せになるからやっているだけなんですよ。この会社は世の中の役にたつための手段なんです。

だから、ある人に相談を受けたりしたら自分で判断してみて、自分が手伝えば役に立つと思う事をやる。自分が役に立たないと思ったら他の人が役に立つと思えばその人を紹介する。それは相談してくる相手が子供であっても誰であっても変わらない、僕はこの有限である時間の中で、自分ができる、社会の役に立てることをやっていきたいと思っています。

チャレンジして失敗する

―では最後に学生へ伝えたいことを教えてください!

いっぱい失敗してください。いっぱい失敗した方がいい。

失敗してもめげずに立ち上がればいいだけなんです。僕もいっぱい失敗しました。

そして僕の先輩にいっぱい支えてもらえたから今があるんです。

だからいっぱいチャレンジしていっぱい失敗してほしい。みんなが失敗したら僕はどんどん助けていきたい。それは僕が助けてもらった過去への恩返しとなる。

だからどんどん失敗していこう。

026限目 「棚橋俊介」学
Presented by 今学びたい100人の学問

 

編集後記

インタビューの後日、東京でこの記事を書いていたら棚橋さんに会いたくなりメッセージを送ると、その当日に忙しいにも関わらず実際に会って頂けました。それほど、私にとって本当に魅力的な人であり、学ぶことが多いです。そして何よりも申し訳ないほど優しいです(笑)
話を聞いているとすごく単純なことをおっしゃる方なんですが、これほど単純な言葉を用いて奥深く言う人は中々いないです。単純な言葉の中には、様々な苦労があり滲み出てきたものだろうと感じるところが多々あり、自分も頑張っていこうと活力を与えられます。
そして、棚橋さんのいう「成功するまでやり続けること」、「ウソをつかない」の2つの信念はずっと私の心には残っていて、最近少しずつわかり出している気がします。100%理解出来る日は遠いかもしれませんが、それでも今回のインタビューを本当に理解できるまで理解し続けようと思います。
ありがとうございました。

2015/12/26
九州大学 元津瑞来

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