今学びたい100人の学問

Interview | 039限目「野崎大輔」学

コミュニケーション業界を熱くする男

更新日:2016年11月24日

この記事をシェアする

Lecture

野崎大輔 Daisuke Nozaki

デジタルマーケティング領域のキャリア形成専門家
~就活はゴールではなく、スタートライン~

1984/7/17 生まれ 東京都出身

株式会社ホールハート(新卒アドベンチャーズ/アドベンチャーズ/buddyz運営)のデジタルマーケティングチーム マネージャー コミュニケーションエージェント。リクルート社の人材ビジネス、博報堂DYグループの株式会社アイレップを経て現職。「HR×デジタルマーケティング」の経歴を活かしたマッチングが得意。学生向けデジタルマーケティング勉強会「野崎塾」も不定期開催中。

まえがき
白メガネがよく似合う、野崎大輔さん。お話を伺ってみると、ルックスだけでなく「生き方」にも個性が存分に溢れていました!「広告やデジタルマーケティングが大好き」という野崎さんは、広告やデジタルマーケティング業界を盛り上げていきたいという熱い想いを持ち、就活生に向けてのメッセージを日々発信されています。 039限目は「野崎大輔」学に迫りたいと思います。

関連URL:https://shinsotsu.adventurez.jp/

 

「人材」観点からコミュニケーション業界を盛り上げたい!

—現在はどのような活動をされてますか?

2013年9月から現職の株式会社ホールハートという会社に在籍しています。私たちは、広告、PR、デジタル領域のことを独自的に“コミュニケーション業界”と呼んでいて、同業界の経験者が中心となり、キャリア支援(中途、新卒)、イベント企画・運営を行い、もっと業界を盛り上げようとプロ意識を高く持って活動しています。人材業界出身者がメインではないのが、当社の最も特徴的なところです。

—それまではどのようなお仕事をされていましたか?

マスコミに興味を惹かれ、新卒でCM制作会社に入社するも、理想と現実のギャップに気付いてしまい恥ずかしながら早々に退職、その後はリクルート社の代理店にジョインして約5年勤務しました。同じ広告でも“求人広告”の分野でエンドユーザーとの距離の近さを感じながら、営業として楽しく働いていたのですが、ある時、クライアントをハッピーにさせていない時の方が、自身の売上目標達成に繋がることに気づいたのです。具体的には掲載費用を頂いて、求人広告を掲載するのですが、その広告の成果が良く採用人数を満たしたタイミングで掲載は終わり、逆に効果が悪ければ連続掲載する、といったケースが多々あった点です。景況感も良かった時代でした。ただ、当時の2009-2010年頃はスマートフォンやソーシャルメディアが世の中に台頭し始めていた頃で、今の職域で影響を与えられる範囲に限界を感じていたのと、これからますます発展するインターネットにおける広告を学び役に立ちたいという思いがありました。そこで、当時の言い方ですと“インターネット広告業界”でクライアント志向を特徴にする博報堂DYグループのアイレップという上場企業に採用頂き、約4年間働きました。

ありがたいことに早期でマネジメントラインにも上げて頂き、楽しく仕事をさせて頂いていたのですが、業績好調で年々社員がハイペースで増加していく一方、比例して入社数ヶ月で辞めていく社員を見て、『なぜ、こんなにミスマッチが発生してしまっているんだろう?』と疑問を持ちました。そこの背景には人材業界全体が営業スタンスの会社も多く、自らのノルマのために強引なマッチングが一部横行している点もありました。業界未経験の方のマッチングよりも経験者である私が間に入った方が、もっと育てて頂いた大好きな業界への貢献ができるという想いから、課題解決を行うために、業界特化してエッジが立つキャリア支援を行っていたホールハートに強い意思を持って転職しました。

名前がテレビのエンドロールに出たらなぁ

—では、もともと広告業界に興味を持ったのはなぜですか?

自分は小さい頃からテレビが好きだったんです。番組のエンドロールに“野崎大輔”って名前がでてきたら嬉しいな、と何度も考えて憧れていました。これは大学に行っている場合じゃなくてコネ作るほうが近道だな、と(笑)。また好奇心先行でアクションしがちな性格なので、安定という思想もあまりなかったです。本当に広告やマスコミというキーワードに興味を抱いていただけです(笑)。ただ、今は広告という言葉の定義は変わりつつあります。広告は有料媒体を用いて商品やサービスの宣伝をすることを指しますが、例えばソーシャルメディアが定着した昨今、知人の投稿をみて態度変容しアクションすることもあるわけです。今現在は広告に関しては、あくまでマーケティングにおける手段として捉えており、デジタルが介在するのが私の専門領域である“デジタルマーケティング”です。特に業界未経験の学生や他業界でキャリアを積んでいる第二新卒の方にはその感覚をしっかりとインプットするよう心掛けています。広告業界志望というのは実は視野が狭いという視点ですね。

—野崎さんにとっての広告って何ですか?

広告とは“自分自身”だと思っています。勝手ながら、自身のキャリアとどことなく似ているなと感じています。今まで、好きなことをやり続け、色々な仕事をしてきましたが、軸は変わっていません。CM制作会社時代も現職も、実は変わらず同じ取引先と向き合っています。広告業界、デジタルマーケティング業界が好きなんです。一方、広告業界もここ数年でインターネットの進歩に伴い、大きな動きがあり、直近でも大手広告代理店によるデジタル特化の会社設立や再編、コンサルティング会社との競合化や、ソーシャルに強い会社の台頭等、現在進行形でカタチが変わっています。ただし、消費者に情報を届け、自社に収益をもたらしたいという構造は変わりません。現代は、人々が個人で情報発信が出来て、それを見て消費が動く可能性もある時代。広告は時代とともに変化しています。自分自身も、『好きなことをやりたい』という軸があって、自身の『好きなこと』も時によって変化する。だから、通じるところがあるなぁと思ってます(笑)。

就活はゴールじゃなくてスタートライン

―今後も人材という観点から業界を変えたいと考えていますか?

変えたいというよりも、さらに発展させて支援をしていきたいですね。業界経験者だからこその視点をベースに、業界経験者にはさらに力が発揮できるステージへの提案を行い、仮に100の力が発揮できていたとしたら120の環境へのアテンド、業界未経験の新卒や第二新卒の方には、業界に対するイメージに対しリアルな情報をインプットすることで、そこを理解した上で生き生きと働く人が増えて欲しいと思ってます。自分はその業界に特化して働いてきた人間なので、なおさら若い人たちに道を示していかないと、と思うんです。また広告業界だけを見て入ってしまうと、視野の狭い人間になってしまうので、いろんな選択肢を示すことができるような人間にもなりたいと思ってます。

―では学生に伝えたいことをお願いします!

学生、特に就活生に伝えたいことは、『就職活動はスタートラインに立つためのもので、ゴールではない』ということ。みんな時間という有限なものを持っているなかで、どれだけ人生において自分が目指しているものに近付けるかがカギだと思うんです。年功序列や終身雇用ではない企業も増えていく中、企業の名前だけで就職先を選んで、「入社したから安心」ということは違うと思います。誤解を恐れずに言うと、就職は自分のやりたいことを実現するための一つの手段に過ぎません。
学生のうちに、自分の得意分野を理解し、将来したいことを見つけることが重要で、それを強いWILLを持って発信し続ければ、きっとオトナの社会人が導いてくれます。まずは、就職というスタートラインに立って、ぜひ良い社会人ライフのスタートダッシュをきってください!是非、自分の好きなことで。

039限目「野崎大輔」学
Presented by 今学びたい100人の学問

 

編集後記

”広告”という切り口で様々なことを話してくださった野崎さんは、本当に好きなことを仕事にしているのだなという印象でした。これまでに経験した多くのことを、これからの時代をつくっていく若者に伝えようという姿勢は非常に共感するところがあり、その思いを学生にも伝えることができたらと思います。野崎さんは不定期で九州にもいらっしゃるので、興味ある方はぜひ連絡してみてください!

2016/8/14
九州大学 松口健司

◆…──────────────────

新アド事務局
問合せ対応:10:00-18:30 ※土日祝 閉室
TEL:03-6427-7960
渋谷区神宮前6-27-8 エムズ原宿5F
(株)ホールハート内 新卒アドベンチャーズ

──────────────────…◆

この記事をシェアする

関連記事はコチラ

049限目「冨永ボンド」学

1983年生まれ 福岡県出身 福岡デザイン専門学校でファニチャーデザインを専攻。26歳でBond Graphicsを設立し、現在は『BOND DESIGN』『冨永ボンド』『BOND...

byぺの
2016/11/24

025限目 「松本英揮」学

NPO法人H-imagine代表の松本英揮(まつもとひでき)さん。これまでに131か国を訪ね、16万キロを自分の足と、自転車を使って、世界の環境問題の現状を肌で感じてきた。現在は地元であ...

2016/11/24

030限目「土屋有」学

今回インタビューさせていただいたのは、土屋有さん。『インターネットマーケティング』を武器にこれまで様々な組織で活躍されてきたそうです。 ベンチャー企業を複数経験し、スタートアップか...

2016/11/24