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Interview | 74限目「SASSEN」学

『審判は、スマホ一台。』 IT技術でサムライの真剣勝負を再現した次世代デジタルチャンバラ「SASSEN」の代表に聞いてみた

更新日:2021年4月18日

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Lecture

本村隆馬さん Ryuma Motomura

株式会社SATSUZEN代表取締役
やりたいことが見つかるタイミングは人によって違う。そんなに焦らなくていい。

福岡県北九州市出身
大学卒業後は一般就職し、その後次世代デジタルチャンバラ「SASSEN」を生み出す。現在は株式会社SATSUZENの代表取締役兼全日本サッセン協会代表。

関連URL:https://sassen.jp/instructor/

 

次世代スポーツSASSENとは?

SASSENというスポーツの概要とルールを教えてください

SASSENというのはITを使って侍の勝負を現代に再現した次世代のデジタルチャンバラです。福岡県の北九州市が発祥で、4年前に刀にセンサーを付けた道具の特許を取得し、去年の一月から東京でも活動し始めたまだ新しいスポーツです。
刀を使って相手に当てたら1ポイントで2ポイントとったら勝利となります。試合時間は60秒で当てる場所は頭以外ならどこでもいいです。フィールドでやるんですが決められた場所から出た場合は相手に1ポイント与えられます。すごくシンプルで、誰でも楽しめるようなルールにしてます。で、一番大事なルールとしては1試合でスイングできる数は5スイングまでです。制限することでむやみに振り回すことを防ぎ、安全性が高まるっていうのと、もともと巌流島の対決っていうのを再現したくてあんまり振らない一刀必殺じゃないけどそういう勝負を再現するためにしました。

SASSENの楽しいところはどこですか?

隆馬)僕が言っちゃうと宣伝ぽくなっちゃうので今日は学生アンバサダーやってくれてる野北君を連れてきましたので選手側の視点はのぎちゃんが話してもらいます!
運営側の視点から行くと、常に新しくなっていくんですよ、刀もアプリも。これから年々。だからそういう進化をお見せすることができます。あと、ももクロさんにもやってもらったけど、ミーハーなことを言うとそういう人と戦うことがあるかもしれませんよ。これからもアイドルとかジャニーズとかともやることがあるでしょうし。そういう風にやっていきます。

野北)野北です!お願いします!
僕がやってみて思ったのは小さいころスポーツチャンバラをやっていたんですけど、当たった当たってないがきわどくて、審判もあいまいな状態があったときにその辺でうやむやになるのが楽しくないなと思ってスポーツチャンバラをやめたんです。だけど隆馬さんと出会ってSASSENというものをやったときに審判も正確にジャッジしてくれるんだっていうところがうれしかったのと同時にチャンバラも面白かったです。

あと、たくさんの始めましての人とSASSENを通して関われるのもいいのかなと思いますね。

隆馬)確かに仲良くなったりとか、出会いとかそっちの方に向いてると思ってて。なんでもそうじゃないですか。こう、はじめましてとかいうだけじゃなかなか仲良くならないじゃないですか。けど、このSASSENというスポーツを通じて「あ、この人以外に攻める人だ。」とか「奥手なんだ」とかわかるじゃないですか。だから、婚活とかでやってほしいですね(笑)(笑)

僕、婚活してたら3対3のチーム戦とかやって戦う場があれば相手のこと全部わかると思いますよ。その人の性格とか。
団体戦を通して戦略をチームで話し合う時間があるんですけど、そこで皆で話し合えるからこそ仲良くなれるんですよ。
体験会とかでも実際にやってるんですよ。見ず知らずの人と仲良くなるためにやるんですけど、仲良くなった結果盛り上がりますね。

ももクロさんとコラボしたんですか!?SASSENのこれまでの活動実績みたいなところも聞いてみたいです

去年の一月から本格的に東京で活動し始めて、関東でやり始めてまだ一年ちょっとなんですがももいろクローバーZさんの「ももクロちゃんと」という番組に出させてもらったんですけどそこで僕の思う発展先って格闘家とかいかつい人たちがするスポーツっていうよりもももクロさんとか、アイドルが柔らかく楽しくやってるのが僕の望む未来だなと。そういう点に関してはひとまずよかったんじゃないかと。全然コラボ相手を絞ってるとかじゃないけど、別に格闘家とかがやるのが嫌とかじゃないですけど、これなら私でもできそうと沢山の人が思ってくれるスポーツになればなと思っているので。

活動を始めたきっかけ

普通の就職ではなくてスポーツを作ってその経営をすることになった経緯を聞いてもいいですか?

元をたどると、僕の実家に行きつくんですけど、実家が今道場で武術とか教えているんですけど、そこで護身術の一環としてやっていたのがSASSENの原型なんですよ。ナイフ対策でナイフで襲われたらどうするかとか。それが派生して生まれたスポーツではあるのでなんていうか見ず知らずのスポーツを始めたというよりかもともと一応ノウハウはあった状態なんですけど空手の中の練習の一部だったモノが単独で楽しめるスポーツにできるんじゃないかと思ったのが4年前くらいですね、はい。

大学生の一般的な道として就職するっていうのが最も一般的だと思うんですけど、就職とかはしなかったんですか?

就職はしましたよ。就職して働きつつ、実家の道場をやってて、その中でSASSENが生まれてから脱サラをして、って感じですね。見つかったのが今じゃなくてもっと前だったら就職もしなかったでしょうしって感じですかね。それはやっぱり人生わかんないですからね(笑)

好きなこととかやりたいことの見つけ方とかって何だと思いますか?

見つかるタイミングはいつかわからないって言いたいですね(笑)早く見つかればラッキーじゃない?って感覚で。僕が例えば27歳で見つけましたっていうこの結果が人によっては遅いでしょうし、人によっては早いでしょうし。僕は27で見つけたけど24で見つければよかったっていうのはありますけど、24の時にはそんなこと考えてもなかったので、そのタイミングは人それぞれ来ると思いますけど。そのタイミングで、もし1から何かやりたいとかあったときは僕が何か力になれることもあると思いますし。全く0からスポーツを作ったっていうノウハウをですね、お伝えすることはできると思いますよ。

(見つけるために、自らされたことはありますか?)

僕はちょっとそれはできてなかったかもしれないですけど、それをしようとしてる人に場を提供することはできるかもしれないです。例えばスポーツでくくるんだったら、その、マイナースポーツといわれているモノが世の中いっぱいあるじゃないですか。SASSENもその一つで、今いろんな横のつながりができてるんですよ。だから身体動かすのが好きでそれを仕事にしたい人がいれば、たぶんいっぱい仕事紹介できると思います。

SASSENルールをチャンバラのスタンダードに!

SASSENというものを思いついたときに、「これはいける!」という感覚はあったんですか?

SASSENというものの原型はその、武術だったんですけど、僕の父親が何十年も前からやってたことなんですよ。それを切り取って、「機械化」できるようになったときに初めてこれいけるんじゃないかって思いましたね。そうじゃないとスポーツチャンバラさんもあるし、ただ真似することになっちゃうし、何か独自のものを足さなきゃという中で機械化できたことで行けるなと思いました。

SASSENをどういうところに持っていくのがゴールなんですか

目標なら、とりあえず47都道府県に拠点を作りたいですね。SASSENしたいってなったときに県内のどこかでできる状態にはしておきたいですね、とりあえず。

夢はいっぱいあるんですけど(笑)そうですね、例えばじゃあその辺に棒があって、チャンバラしようぜってなったときに今日はSASSENのルールで行こうかみたいな選択肢に入るレベルに持っていきたいですね。体育の教材じゃないけどチャンバラのルールで
「SASSENルール」があってもいいじゃないですか。ちょっとSASSENルールで行こうって言ってもらえるような知名度にしたいですね。

スポーツ自体が楽しいのはもちろん、自分が作ったスポーツが楽しいって言われるのは楽しいものなんですか?

それはもちろん!のぎちゃんもアンバサダーやってくれるって言ってくれてめっちゃうれしいし。
今アンバサダー15人いるんですけど、最初こんなに集まると思ってなくてやってきてよかったなと思うし、もっと頑張らないといけないなとも思いますね。

(野北さんがアンバサダーになったきっかけって何ですか?)

僕が秘密基地のシフトで一年前、入りたての頃にOJTしてもらったんやけど朝業務終わった後に時間があってコロナやったしお客さん全然いなかったのでスタッフ同士いろんな話をする中で隆馬さんがちょっとやってみようよって話したのが始めたきっかけで。それからこうどんどん福岡イベントとかも友達呼んで行ってみる中でこれ面白い!と思うこともあったからぜひ広めていきたいと思ったからアンバサダーやりましたっていうのがあります。

やりたいことは突然見つかる。焦らなくていい。

大学時代はどんな学生でした?

それはやばいです、書かない方がいいです。とりあえず、留年はしていない、それだけ言っておきます(笑)あと一個落としたら留年くらいの(笑)麻雀とかめっちゃしてましたね。

(結構遊んでた感じなんですね(笑)後悔はありますか?)

いっぱいありますね(笑)とりあえず、親に迷惑をかけるようなことはしてないのでそこは後悔してないですよ。その、留年をしてないとか犯罪をしてないとか。そういうことはしてないのでひとまず卒業はしましたと。でも、なんもなく、やりたいこともなんもなく過ごしてました。なんもないまま適当なところに就職して、で、やっぱりやめて。自分がやりたいこと見つけるまで皆さんふらふらすると思うんですよ。
(今大学に戻れるなら何をしたいですか?)

戻れるならめちゃめちゃ戻りたいですね。一から勉強したいです。経営とか経済の授業とかあるじゃないですか。あれウケたいです。だって0ですよ、0。自分が何をしたいか決めてなかったから、大学の授業を受けても自分の中に何にも残ってない(笑)だから二人は本当にすごいと思う、俺なんか大学時代なんも考えてなかったから。そんなに前向きじゃなかったから、将来に対して。

(そうは言っても大学時代はバンドをしていたり、今はマイナースポーツを立ち上げたりと一歩踏み出す力がすごいと思うのですが、どうしてそんなに踏み出せるんですか)

人によると思うけど、自信がある人はすぐに「行ける」と思えると思うんですけど僕はそうではなくて、やってて周りに「意外と面白くない?」って言われ始めてからだんだん追いついて行った感じですね。
最初はこんなのやっててって感じだったんですけどやってる人が面白いって言ってきてから「あ、面白いんだこれ」ってなってからだんだん自信がついてきたかんじです。最初は剣に機械付けてみたんだけど、みたいな感じでやってただけなんだけど。よくすごい人が言うじゃないですか、「最初からすごいと思ってた」みたいな。でも僕はそうじゃなくて周りに評価されてから自信になってきた感じですね。

やりたいことがない人にオススメのことは麻雀、SASSEN以外に何かありますか?(笑)

麻雀も入れるの?(笑)
では分けますね、プライベートとそれ以外で。
まず、趣味としてはマイナースポーツやるのはいいですね。
あと僕はいろんなアルバイトしましたね。あらゆる仕事をしとこうと思って。それは結構いい経験になりましたね。コンビニの店員さん以外はたぶん一通りやったんじゃないかな。
(その中で特におすすめのバイトは?)
それはもう、一個しかなくて。野球みるのスキなんで、野球場のファールの笛吹く人です。でも、それでいいんですよ。それって働いてみないとそういう仕事がいるってわからなかったから。あの笛吹く人時給いくらもらうのかとかやってみないと分からないじゃないですか。

どっちかですよね、一個のバイトを四年間やるか。大人になったら話せるので。一個のバイトをしてたっていうのももちろん話せますし、逆に一杯やったってことも話せる。こうやってファールボールの笛吹く人って時給1300円なんですよ、とかホームランでも笛は吹かないといけないとか。こんな話できるじゃないですか。
なんもないなら、とりあえずいろんな仕事を経験するのがいいんじゃないですか。
将来、自分が雇う側になる可能性もあるので、雇われる側の立場も知っといた方がいいと思う。

最後に学生にメッセージをください

やりたいことって急に見つかるからそんなに不安がらなくていいんじゃないかと思いますね。僕がそうだったんで。僕はSASSENやる前に道場受け継いだんですけど、それはめっちゃある日突然レベルです。で、あ、俺これやりたいと思ったんで。
自分にやりたいことが見つかるのはいつ見つかるのか、今か10年後かわかりませんけど、見つかったときに何かしらお手伝いできることがあれば言ってください。

74限目「SASSEN」学
Presented by 今学びたい100人の学問

 

編集後記

隆馬さんとはアルバイト先の北九州市にあるコワーキングスペースの秘密基地で出会って「スポーツを作った人」という珍しい方にお話を聞いてみたくなりインタビューさせていただきました。

僕自身、スポーツが好きでSASSNを含めて世の中には知られていないだけで面白いスポーツはたくさんあって、そういうスポーツをたくさんやってみるのも楽しそうだなと思いました。なので、これを読んでくださっている方でスポーツが好きな方一緒にSASSENやほかのスポーツをやってみましょう!

このインタビューの中で学んだことはやりたいことが見つからないからと焦らずにできることをやることです。やばい、やりたいことがないという不安をあまり持たず余裕を持っていこうと思います。
また、自分の好きなスポーツに携わる仕事もあるのだという新たな視野も持てていいインタビューになりました!

隆馬さん、野北さんありがとうございました!

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