Interview | 031限目 「戸高寛」学
日本一周の新しいスタイル 歩き続ける旅人に学んでみた
更新日:2016年11月24日
Lecture
戸高寛 Hiroshi Todaka
日本一周旅人
〜チャレンジ、チェンジ!〜
日本一周。旅が流行りだした最近ではよく聞く言葉になってきた。
Loquiでも18限目「上原一真」学で日本一周を達成した方を取材した。ただ、上原さんはただの日本一周をしたわけではない。
ランニングで成し遂げてしまったのだ。
そして、今回の学問である戸高さんもただの日本一周をしている方ではない。
”歩いて”しているのだ…。
なぜ歩いて日本一周をしようと考えたのか。
〜チャレンジ、チェンジ!〜に込められた思いとは。
031限目に迫りたいと思う。
お前は大学に行ってもっと広い世界をみろ
ーどんな大学生だったのですか?
「大学は国士舘大学に通っていました。音楽で飯を食っていこうと決めていたので、大学進学には興味がありませんでした。
しかし、当時のバンドボーカルの先生の“お前の今いる所と俺の今いる所の差は、大学とか、自分の興味のないところに飛び込むか飛び込まないかだ。その差は大きい。お前は大学に行ってもっと広い世界をみろ”という言葉でした。
でも、大学一年生の時はほとんど学校に行ってなかったんです(笑)。」
ーあることをきっかけに大学に真面目に通い出したという。そのきっかけとは…?
「一度、バンドでいろいろあってちょっと病んでた時期があって、先輩が近所のバーに連れて行ってくれたことがあったんですよ。
そこで奇跡的に”高橋歩”さんに出会ったんです。旅界隈では一番と言っていいほど有名な方です。その方に旅の写真や本を紹介してもらいました。その時に感じたことは、『自分つまんねぇ。かっこわるい。』でした。当時の自分は本当に視野が狭くなっていたことに気づき、高橋歩さんの影響もあり、海外に行くことを決めました。
海外行って英語勉強したいなと思って、そこからまじめに授業に出て就活はせずに、最終的には単位が余るくらい取得して卒業しました。」
高橋歩さんは非常に有名な方です!僕も会ってみたい方のうちの一人です。
大学在学時に海外にも何カ国かを回っていたという戸高さん。海外を回ってみて、日本の良さに気づいたという。
では、卒業後の戸高さんに迫りたいと思う。
30歳までには日本一周の旅には出る
ー日本一周の旅について聞かせてください!
「高橋歩さんの影響もあり、30歳までには日本一周の旅には出ると決めていました。器のでかい人間になりたいと思い、関東を出発しました。関東を出発して太平洋を北上して東北、北海道、中国地方、大分、鹿児島、沖縄と周り、福岡に来ました。
最初は40万円ほどお金を貯めてスタートしました。旅の途中では、いろんな方との出会いに救われて、その場でバイトをしたりとか、農家さんで農業をさせてもらったりだとか…。本当にありがたいことです。時には路上ライブで自分で作曲した曲とかを歌ってお金を稼いだりもしていました。お金に困ることはなく、今のところ、人に恵まれた旅ができています。」
そんな戸高さんは福岡にいた際は、現在僕が住んでいる天神のシェアハウスで数日を過ごしてくれました。
料理が得意でギターを弾いてくれたりもしました!
挑戦と行動無くして成長と変化は無い
ー日本一周をした後は、どのような活動をされるのですか?
「旅が終わったら熊本の父親の実家への移住を考えています。限界集落と言われているような町です。歴史のある町なので、そこでゲストハウスや民宿をしてみたいなと思ってるんです。あとは、大学生の時に行った海外旅行はふらっと行った感じだったので、もう一回海外旅行にも行きたいなと思います。海外に行って英語を勉強して、自分の目で見て回って海外の人達とも繋がりたいです。世界で繋がった人達やこの日本一周を通して繋がった人達と、なにか活動ができればいいなと思っています。」
ー最後に学生に伝えたいことを教えてください!
「挑戦と行動無くして成長と変化は無い。とりあえず自分が行動してみましょう。やってみましょう。やっぱりやんなきゃ分からないし、そこでの出会いは非常に大切な資産となります。そのような思いを私は、”チャレンジチェンジ!”と言っています。
あとは、大学生活『楽しむ!』ことだと思います。楽しんで全力でやりきる!成功しようが、失敗しようが、そこに一生懸命に取り組んだ事実は、必ず自分の糧になります。やりたいことを全力で楽しんでやりきってください!!」
031限目 「戸高寛」学
Presented by 今学びたい100人の学問
編集後記
日本一周を歩いて達成しようという戸高さんは非常に人間味のある素敵な方でした!
今後の戸高さんに期待です!
2015/12/1
九州大学 松口健司
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